吉本ばななのキッチンを読み終えてからこの作品の中で私にとってのキラーワードはなんだったかな〜って考えてたんだけど、ページをいくら進めても頭に刺さって抜けなかった「今夜も闇が暗くて息が苦しい。とことん滅入った重い眠りを、それぞれが戦う夜。」っていうみかげのセリフだと思った。

「闇が暗い」とか「滅入った重い眠り」っていうじっとりした寂しい温度の言葉を「それぞれが戦う夜」っていう言葉で締めくくることで「それでも1人きりじゃないよ〜」って寄り添ってくれてるように感じてすっごく好き…。