(続き)→ ヤンキー達の“パシリ”となり時に暴力を受けながら、なぜ調査を続けられたのか?と問われた際、「彼らへの敬意があったから」と即答した打越さん。
「彼らの事を野次馬的に見て面白がってほしくない、(本書は)読んだ人と彼らとの距離が縮まる事を願って書いた」との言葉が、忘れられません。
*
ヤンキー達が置かれた状況の背景には沖縄社会の歪みがあり、さらにその歪みの元凶には日本の社会や政治があります。
打越さんがそうであったように、私達”内地”に住む者こそが、その事を深く考えねばなりません。
まめ書房はこれからも、打越さんの本を内地の読者に届けていきます。