こちら『中国・北京故宮博物院蔵 琉球王朝の秘宝 沖縄特別展覧会』は、2004年に那覇にて開催された同展の図録。
14〜19世紀にかけ琉球から中国皇帝に献上され、現在も北京故宮博物院(紫禁城)に納められている漆器や紅型などの宝物が、この展覧会で初めて沖縄に里帰りして公開されたのです。
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(続き)→ 本書で特に美しさが際立つのは、漆器の東道盆(トゥンダーブン)や大皿・椀など。
沖縄産の七色に輝く夜光貝を用いた螺鈿(らでん)や、漆の厚みで立体感を出す堆錦(ついきん)など、沖縄ならではの技法を駆使し、龍や植物・風景などが描かれています。
その緻密さは、見ていてため息が出るほど。
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他に、鳥や花を描いた鮮やかな紅型や、刀・甲冑などの珍しい献上品も。
いずれも沖縄の自然の恵みを素材とし、職人の高い技術によって生まれた傑作です。
そして、沖縄戦で一度は灰燼に帰したこれらの技を、血のにじむ努力で復興させ今に伝える人々がいる事も、忘れてはならないでしょう。 [添付: 5 枚の画像]

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