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昨日(10/8)、那覇にて世界最大の綱引き「那覇大綱挽」が行われました。
4年ぶりの通常規模での開催となり、人出は27万人を超えたとか。
こちら新城和博さんのエッセイ「来年の今ごろは」(2023年刊)でも、那覇大綱挽について触れ、この盛大な”祝祭空間”への想いが綴られています。
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綱引きは元来、農村の豊作祈願の行事ですが、都市である那覇では、琉球王朝や那覇市政の慶事の祭りとして続いてきたそう。
1935年を最後に一旦途絶えるも、沖縄戦を経て日本復帰直前の1971年に復活。
開催日は1944年に那覇が大空襲を受けた10月10日とされ、復興への意気を示しました。
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新城さんは小学生の時、この36年ぶりとなる那覇大綱挽に参加。
「来年の…」に、その様子を書いた当時の作文が引用されていて、人々の喜びと熱狂が目に浮かびます。
また同書には「与那原大綱曳」の観覧記もあり、新城さんのユーモアを交えた語り口から、地域の綱引きの個性と楽しさが伝わります。
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