今日(9/29)は旧暦の8月15日、十五夜。
沖縄では「フチャギ」というお菓子をお供えする風習があります。
こちら①安次富順子著「琉球菓子」(2017刊)と、②沖縄タイムス編「おばあさんが伝える味」(1979刊)に2種類のフチャギが載っているので、ご紹介しましょう。
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①に掲載のフチャギは、伝統的かつ今も一般的なスタイル。
餅粉から作った楕円形の餅の表面に、茹でた小豆を沢山まぶしたお菓子です。
②には、珍しいタピオカフチャギが登場。
戦中戦後の食糧難のおり、餅米が無いのでタピオカ澱粉で餅を作り、代用としたのだそう。
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タピオカは畑の土が痩せるため、戦後沖縄での栽培は終息。
この本でタピオカフチャギを紹介しているおばあさんも、”今はタピオカを知らない若い人が多くなりました“と。
まさかそれから40年も後に、全国の若者の間でタピオカがブームになるとは、当時誰も想像できなかった事でしょう。
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