40％オフで買えるオススメもしとこう。
くらもちふさこ作品は人物描写が意地悪というか、人間のちょっとダメな面をねっちょり描くことで生身っぽいキャラクター造形になってるので、そこがオススメです。ただあまりにも生身っぽいダメさやイヤさのため、コミュ障の自覚がでかい人は共感性羞恥がヤバいかもしれません。
でも「少女漫画でこういうキャラ描写していいんだ……」という気持ちになるのが楽しいし、自分もこれくらい書けるようになってみたいという憧れもある。無理。
「天然コケコッコー」が一番そのヤバさを楽しめると思う。子どもから中年老年まで様々な男女が出るのと「いわゆる田舎」の話なので色々いやらしい。脇役に特に「この人知ってる」感が強いです。そしてヘイトコントロールがギリギリの線を攻めている。
小さな村のそよちゃん（自分ではしっかりしてると思ってるけど色々鈍感）の中学生～高校生時代の日常と恋愛の話。
https://honto.jp/ebook/pd-series_C-20004-BT0000213094.html
その後の作品だとちょっとマイルドになってるかな。「駅から5分」→「花に染む」のシリーズは、自分に近すぎての共感性羞恥は弱くなるように設定されているような気がする。気がするだけかも。中学生高校生くらいの頃の気持ちに引っ張られがちな人には結構きついかも。どうかな。でも好き。
とある街を舞台にしたオムニバス→弓道と神社が舞台の少年少女のヒリヒリの話。
https://honto.jp/ebook/pd-set_27479809.html
ちょっと遡ると「チープスリル」もよいです。３人の女性の恋愛をそれぞれ描くけど全部繋がってるやつ。最初から単行本３冊になるように作ってたんだな、という構成とドラマの対比がすごい。
https://honto.jp/ebook/pd-series_C-MBJ
