📚【ゆるおすすめ】湯船読書向けの本(1/n)
konnoさんがゆるぼしていたので、ゆるおすすめ。
※ゆるおすすめなので、希望条件が1つくらいかすっていたら遠慮なくすすめます。
※自分は読後は「面白かったな〜良かったな〜」だけ覚えていて内容は忘れるタイプなので、すすめておいて中身を覚えていないことが大変よくあります。
※あと、自分の積読本の棚卸しも兼ねるので、読了してない本の場合もあります。(おい)
★アジア系・中国系女性主人公のお話(SFとかミステリ)
📘アリエット・ド・ボタール『茶匠と探偵』(竹書房)
・「シュヤ宇宙」と呼ばれるアジア風宇宙文明を舞台とした連作短編集。アジア風だけど中華ではなく、ベトナム+メキシコ(アステカ)なのが面白い。SF風ガジェットは色々出てくるけれども、個人的にはSFの皮をかぶったフェミニズム+移民小説として読みました。残念ながら文庫はなし。
📗唐隠『蘭亭序之謎』(上下巻、行舟文化)
・こちらは文庫だけど上下巻。唐の重臣の姪の裴玄静(詩人李賀の婚約者でもある)が、暗殺された宰相の依頼を受け、たまたま出会った正体不明の医師・崔淼とともに蘭亭序の謎を解く旅に出る…なミステリ。事件がどーんどーんと来る勢いは『両京十五日』にも近いかも。
📚【ゆるおすすめ】湯船読書向けの本(3/3)
★文庫1巻完結で雰囲気が良くて私の好きな本
📘ミハル・アイヴァス『もうひとつの街』(河出文庫)
・プラハの街に隠れた<もうひとつの街>を求める幻想冒険譚。最近、文庫が出たばかり。単行本で買って「うおーまさにプラハ小説(不条理で幻想的でわけわかんない)だ」と強烈に感動した記憶があるのですが中身は完璧に忘れ果てていて、今回文庫で読み直して「こんな話だったっけ…?」になっている。記憶よりもだいぶ変。
📗『エラスムス=トマス・モア往復書簡』(岩波文庫)
・タイトルの通りなんですけど、それぞれのキャラクターがそれぞれの文章に滲み出ていて、たいへん良いです。なので、すすめる機会がある時はすかさずすすめる一冊。いつも「もうダメ死ぬ死ぬ」言っているエラスムスは一向に死ななくて、優秀な役人として世事に疎いエラスムスの尻拭いをしてあげるトマス・モアが刑死してしまうのは切ない…
今回はこんな感じで!
特に女性主人公の作品とか、自分でも自覚的にまとめないと忘れてしまうので、思い出すチャンスが出来てありがたかったです!