📚【ゆるおすすめ】湯船読書向けの本(2/n)
以下2冊は読了してないけど割といい感じなので…(読み始めて止まっている)
📕シーラン・ジェイ・ジャオ『鋼鉄紅女』(ハヤカワ文庫)
・固有名詞が中国史な巨大ロボットSF…なんだけど、人間の世界がすげー男尊女卑因習社会で女性は使い潰されてなんぼ、な世界で、村娘の則天が死んだ姉の復讐のためにパイロットに志願する…みたいな話っぽい。やるかやられるかみたいなヒリヒリした世界なので、少しずつ読んでまだ1/3ぐらい。
📙ヤンシィー・チュウ『夜の獣、夢の少年』(全2巻、創元推理文庫)
・20世紀初頭の英領マラヤの華人社会を舞台にした幻想小説…なのかな。まだ冒頭なので、ガラス瓶に入った干からびた人の指、ダンスホールで踊った客から偶然それを手に入れてしまった少女ジーリンは…と話が転がっていく感じ。舞台の土地勘が無くてしばらく寝かしていたのだが、鄭和さんの関係で東南アジアの知識も少しはついて来たので、最近再開したところ。
📚【ゆるおすすめ】湯船読書向けの本(3/3)
★文庫1巻完結で雰囲気が良くて私の好きな本
📘ミハル・アイヴァス『もうひとつの街』(河出文庫)
・プラハの街に隠れた<もうひとつの街>を求める幻想冒険譚。最近、文庫が出たばかり。単行本で買って「うおーまさにプラハ小説(不条理で幻想的でわけわかんない)だ」と強烈に感動した記憶があるのですが中身は完璧に忘れ果てていて、今回文庫で読み直して「こんな話だったっけ…?」になっている。記憶よりもだいぶ変。
📗『エラスムス=トマス・モア往復書簡』(岩波文庫)
・タイトルの通りなんですけど、それぞれのキャラクターがそれぞれの文章に滲み出ていて、たいへん良いです。なので、すすめる機会がある時はすかさずすすめる一冊。いつも「もうダメ死ぬ死ぬ」言っているエラスムスは一向に死ななくて、優秀な役人として世事に疎いエラスムスの尻拭いをしてあげるトマス・モアが刑死してしまうのは切ない…
今回はこんな感じで!
特に女性主人公の作品とか、自分でも自覚的にまとめないと忘れてしまうので、思い出すチャンスが出来てありがたかったです!