👀:「鳥がさえずり、山は動く」@TOKAS本郷
石原慎太郎時代は「トーキョーワンダーサイト」と呼ばれた場所。「トーキョーアーツアンドスペース」と名称を変えて継続していたらしい。タイトルとポスターに惹かれるものがあり、インドネシアのアーティストが参加しているとのことで入ってみた。3階建ての建物で、各階に1つずつインスタレーションが展示されている。
時間の都合で全部見きれてないのだけど、2階展示室の尾花賢一「遠く、眺める/じゃがたらお春の物語」が良かった。江戸時代初期、混血であることを理由にジャカルタに追放された悲劇の女性とされた「じゃがたらお春」が、近年の研究で、商売に成功し、子孫に遺産を残していたと判明したことを題材にした漫画がメイン。現代美術って漫画もありなんだ、と言うのも含め。
1階の大型石炭輸送船と廃物利用楽器のインスタレーションも良かったが、3階の展示室で流れていたビデオで、伝統的なダンスに被せる男性のナレーション?が「陰毛のある女は気持ち悪い」みたいなことをずっと言ってて「?」だったので、また行って確認してみたい。なお、チラシやwebの目論見文から想起される「都市と地方の対立」的ではなく、それぞれの場所で現代と対峙するみたいな印象だった。
https://www.tokyoartsandspace.jp/archive/exhibition/2024/20241005-7263.html