✏️創作の余談雑談:
ちょっと疲れて来たので「天灯」の鄭和さん関係のネタ語りをします。
・子供の頃の鄭和さんがタカラガイで買い物した話は、上田信先生の『シナ海域蜃気楼王国の興亡』で「少年時代の鄭和もそうしてたかも」と書いていたのを全面採用。なお、鄭和自身も建立に関わった鄭和の父を顕彰する石碑で、父の子は男二人、女四人とあり、鄭和さんには文銘という兄がいるまではわかっているけど、女きょうだいが妹かはわかりません。そこは私の好みを優先させました。末っ子で可愛がられ慣れている鄭和さんの図も、それはそれでアリだが…
・鄭和さんにお小遣いくれたの、最初はお母さんにしていたのですが、最終的に祖父にしたのは、鄭和さんの祖父と父はハッジの称号を持っているので、メッカに巡礼したことがあるらしいから。「この貝は南の海からはるばるもたらされたのだよ」とか旅の話と一緒にしてくれる。
・タカラガイを浜に積んで腐らせる話、ここで読んだと思った本に載っていなくて焦りまくったが、ふと思いついて馬歓の『瀛涯勝覧』を見たら、モルディブの章に言及があったのでそれを根拠にしました。サンキュー。馬歓くんの観察眼にはいつも助けられている。
(続)