アメホラS11完走。
エイズ発見前後のゲイコミュニティの話というのは知ってたから覚悟はしてたけど、つらかったわ…悪い意味でなく。
アメホラ的なファンタジー要素は加えていても演出はダーマーのドラマに近くて、実録風に近いので、社会問題を取り上げるにしてもカルトのときのような遊び要素がないから、元気なときに見ないと。
リアルタイムであの頃を覚えている世代なのでジーノの「向き合え!」の怒りの咆哮が刺さる。
最初に感染が拡大したのがゲイだったから研究が遅れたり、彼らへの暴力が他人事のように無視されたりする流れが理解りやすく描かれてて、ダーマーのときと同じく差別による社会全体の無視が被害者を増やした構造だった。
マーフィーもだけど、今回はデニスオハラ以外はゲイキャストが全員オープンリーゲイにしてるあたり、いつもより真剣さが強い。
ジーノ役のジョー・マンデロすばらしい熱演でした。沈黙することが恐ろしい、の台詞の切実さが凄かった
原語台詞の迫力は勿論すばらしくいいんだけども、それはそれとしてディズニープラスは吹き替えもちゃんと用意しろ!
もうアメホラには吹き替えつける気ないんかな…やっぱし内容をちゃんと把握するには吹き替えも必要なんですよ…英語だめだめ人間としては、吹き替えと原語字幕両方欲しいんですよ…