今月は8日昼22日夜で見に行ってて、8日は舞台写真まだ載ってないから筋書どうしようかと思ったんだけども、新陰陽師の看板絵大きいの欲しいから買ったんよね。
今日はもう写真載ってるんで紀尾井町父子の連獅子記念で買ったら、奇しくも左團次最期の配役記録記念になってしまった
8日の段階で、ニザ復活で夜の部再開したのにサダちゃん休演、てなってたから心配してたら間もなく訃報。
80を過ぎたあたりで、どんな元気な役者も「今が最晩年」の気配が出てくるので、覚悟は勝手ながらしておりましたが…
私が見出した頃に「丁度油が乗ってきて花形を卒業しだした世代」がどんどん去っていきますよ。そういう次期にとっくに突入してんのよね

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ニザももうすぐ80だし、昔大病してるので、今回休演があってかなりハラハラした。
いくらニザ玉で売ってる座組だといっても、新作モノでもないのに夜の部全部公演中止なんて、本来そんなん無いのがこのジャンルなのだから、そうなったらアレか、アレかよ?てこっちも相当ドキマギしたよ。再開見込みありとは言ってたから結局アレではないんだろうけどさ。
松父子の連獅子まで中止になったのが気の毒過ぎて、相当身構えたわ。

とにかく今ベテランの与三郎を見られてよかった。
声の力が弱ってるとは思ったけど、やっぱり台詞の技術は吉と双璧だった人だなあ(私の独断)とこの人の価値を再確認したわ
この芝居、ぶっちゃけ「だからなんなの」な話で、まあ古典なんて皆そういうもんだけど、「美男に傷をつけたい」願望とか「お坊ちゃんがグレたときににじみ出る育ちの良さ」とか「元お坊ちゃんだから上から物を言うけどガチ不良に凄まれると甘えっ子仕草でなだめにかかる」とか、男子に対するフェチシズムが溢れてて、これがもう「話なんてどうでもいいからこの役者のこういう感じがいいんよ!黙って見てろや!」て作りが、お江戸の時代の芝居だな~て感じで、頭使わなくていい。やっぱねえ、こういうのが欲しくなるんですよ結局…

松父子の連獅子、ストイックな前シテも後シテの豪放さもよかったな~。トミーと現松の連獅子思い出して感無量。
サコたんはまだティーンで危なっかしいとこあるけど、パッパがその年の頃より形きれいじゃないかなあ?器用さありそう。
ほんとに上演再開されてよかった~ニザに無理はしてほしくはないけど、これまで中止になるのはホントに気の毒すぎたもんよ…
今回の髪洗い→菖蒲うち→巴の流れ、めっちゃよかった。水洗いして叩いて全力ですすぎ~て流れがこうも自然だったの初めて見たかも。
派手さや若さのパワーで媚びない振り付けの説得力だった。家元のプライドか…
でも巴ぐるんぐるんすごい回してたのは、若さと油乗った世代のパワーだね。盛り上げて盛り上げて「うわ、まだ回すんか!」て見物から「おおお」て声があがったとこで止める、の間がまたよし

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