やはり私は県大会終わってからのSDは刺さらないというか、リアタイで疑問符たくさんついた状態で読んでたせいか、未だそれ以降の面白さが理解できてないんだと思う。でもタケの今の芸風からしたらアッチのが近いんだよな。そして私はそれを特に好きになれないわけで。
県大会までは、70年代のスポ根から80年代のスポーツ漫画に以降したC翼の後継的立ち位置で、よりリアルスポーツに近づきつつ、80年代後半らしい軽さを基盤に、当時消えつつあった「ハングリーなスポ根」の泥臭さへの懐古をスパイス程度に残した感じだったんだけど、その後から泥臭さへの回帰願望みたいのが勝った気がする。水島先生ファンだったというから、この感覚はわりと当たってるんでないか。
絵も今何度見直しても18巻くらいまでの方がキャラの表情が私には漫画的によく見える。絵柄が江口フォロワーから能條や池上フォロワーに移行して画力向上したと理解してても、劇画になりましたねえ~以上のものは自分には得られない…
ので、劇場版、一瞬しか推しが出なかったのは寂しかったけど、やはり出なくて良かったと今はホッとしてる
多分、全国のノリが合ってないんだわ。泥臭いの好きだけど、それ私がこの作品に求めてた泥じゃないわ…てやつかもしれない
見ながら未だに「でアンザイて何でそんなに慕われてんの?」だったし、「いやいやそこで✿ちゃん復帰させんなや背中だぞおい」だったしで、✿ちゃん復帰させて最後療養させて、インタビュでは「もうあれで選手復帰はないかも」とまで言ってたはずで、そんなん中年になった私が感動するには…当時だって無理だったんだから、まあ…
でもそっちが今のタケに近いんだもん。しょうがないわ
私の推しは以前にご本人言ってたとおりの偶然の産物で、あの当時のジャンプで今度こそ連載成功させるとあがいてた若きタケだからこそのキャラだよね
もうそのまま輝かしい存在としてレジェンドでいてほしい