最近居なかったことと愛犬💐
愛犬を10月18日に看取りまして、必要なことをひとつずつ自分のペースで終わらせているあいだにだいぶ季節が進んでしまっていました 最後の一週間はほとんど入院で離ればなれだったけど、最終的には慣れ親しんだおうちのベッドで自分に撫でられながら、自分のことを最後まで見つめながら穏やかにいってくれたので、後悔のない見送りはできたと思う 葬儀も病院への挨拶もいろんな手続きも無事に済ませて、遺品整理はまだ時間がかかりそうだけど、まあ気が向いたときに少しずつでいいのかなと思ってる 部屋はだいぶ物が減ってきれいになった
最近居なかったことと愛犬💐
大好きな散歩のあいだずっとうれしそうにこちらを見上げていた姿、向かい風をうけて地面と平行になびいていた長い耳、老いてからも力強くリードを引っ張ってくれる日は本当にうれしかったこと、頭を撫でると誇らしげな顔をして、こちらの姿が見えないとすぐ探しにきて後ろをついてまわって、毎晩寝る前は決まってお腹に頭を擦り付けてきて、朝には庭で陽射しを浴びながら目を細めて、花壇に顔を突っ込んではしばらく花の匂いをさせていた、そういう瞬間ひとつひとつが自分の生きる理由のすべてだった 自分の目にうつる世界では陽の光も月明かりもすべてあなたが照らされるためにあった この世のなによりもだれよりも愛していたたったひとりの娘だった