ハガレン読み返してて思ったけど、働かざる者食うべからず・弱肉強食的な考え方や、ひとつの生命の重さ/循環の中での軽さ、みたいな思想がかなりハッキリ出ていて、作者もそれが「北海道生まれ」の自分らしさだと自覚して描いてる
昔、「ハガレンは道徳っぽい」って言ってた子がいたけど、そのへんに対する感想なんだろうな
私自身は作者の思想にはあまり共感しないんだけど、ここまでそのベースにある経験が明示されてると引っかからないし、物語として楽しんで読める
ていうか「銀の匙」が補助線になって、今読み返すとア〜〜〜なるほど〜と思う部分もあったり
逆に、読んでる時に「これは……………………自覚を持って描いてる……?」みたいなハラハラ感や引っかかりを感じる作品もある(鬼滅の刃とか)