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ハワイ州マウイ島のラハイナが山火事で焼失した痛ましい出来事に関して、さっそく陰謀論が出回ってますね…。本国アメリカの話です。

最近、アメリカでは”walkable cities” とか、”15-minute cities”と言った言葉で表現される運動が広がっています。アメリカの街はあまりに車優先で、歩ける余地が全くない、これをヨーロッパ式の歩ける街に変えていこう、というものです。
これが、右派の攻撃対象になっているのですね。その理由は「これはアメリカ人から車を取り上げるための陰謀である。自由を我々から奪って、監視社会を作るための第一歩なのだ」というパラノイアな陰謀論としか言いようがないものです。
今のアメリカは、左右で完全に分断されています。相手の主張は絶対に否定しなければいけない強迫観念があるのです。しかし、”もっと歩ける街に”なんて主張には、普通は反対しようがありません。そういったときには、左右どちら側からも陰謀論としか言いようがないレトリックが飛び出て、強引に反対をする…といった習慣ができてしまっているのです。

さて、コレがラハイナの災害とどう接続するのか。それは、「コレは”歩ける街”を目指す連中が、山火事を装って既存の街を焼き払ったのだ。これから気候変動を装って全ての街を焼き払う計画があるのだ。その第一歩である。」というもの。
荒唐無稽としか言いようがないのですが、それを信じる人間が、かなりのボリュームで、いる。

これから先の人類社会は、陰謀論との戦いに打ち勝たねばならないのでしょうね…。しかし、そんな中で、Xではこういった陰謀論は野放しです。イーロン・マスク自身がワクチン懐疑論者です。この状態は悪化する方向しか予想できません。
暗澹たる思いになります。

ですね、イーロン・マスク自体が陰謀論者ですから。

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