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昨日ですが、渋谷で開催中の半・分解展に行ってきました。
今回の一番の目的だった19世紀の男性用インナーシャツがじっくり観察できて大変良かったです(インナー資料はかなり少ないので…)

タイトなアウターと古くから変わらないつくりのインナーの噛み合わない形状の組み合わせとは言われていたものの、画像3枚目のようなぴっちりジレから溢れるインナーの袖とか4枚目の肩周りの布のあまり具合とかが好きなんじゃ(癖)

もちろん女性物のアンダーシャツも年代別に揃えてあって、男性物と比較して構造が大きく変化していく様がよく分かってこちらも見応えがありました。
歴史創作で描いている年代的にやっぱりクリノリンが気になってしまうわけですが、こういうマネキンでも実際に着せた状態&触れてもOKという展示にする事で、身体を軸にスカート部分が釣り鐘状に振り子のような動きになるのが分かりやすくなって良いなぁと思いました。この辺りは個人による展示の醍醐味かなと。

あとはみんな大好き軍服の背面とか、アビの開きとか、夏場快適そうな薄手のコットンのジャケットとか、めちゃくちゃ良い生地使っているジャケットとか。

それから先程ははクリノリンを釣った状態の展示について言いましたが、逆にクリノリンスタイルのドレスを壁掛けした展示もあって、布量の感じや着た状態との印象の違いとかも見られて面白かったです。

半・分解展は今回29日まで渋谷のギャラリー大和田で開催中なので、ロココ〜20世紀初頭のヨーロッパの服飾に関心のある方は是非。

sites.google.com/view/demi-dec

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