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映画『窓ぎわのトットちゃん』3回目 感想① 

トットちゃんが、周りが失敗したときや不穏な雰囲気になったときや怒ったり悲しんだりしてるとき、咄嗟に「変顔する」「道化になる(蛇腹を広げるのじゃ!やニワトリ空を飛ぶんでーす!など)」「平常時のその人がしてくれたおそらく魂に近い部分の優しさを再演する(先生、はなし、はなし)」をやるの、浅いテンプレだと空気読めない振る舞いが周りを救ったみたいな感じにされがちだと思うんだけど、その雰囲気の変化を機敏に察知してる時点で空気はすごく読んでるし、いつもと違う良くない空気に落ち着かないからこそ「元に戻したくて」咄嗟に、必死に、その人たちを思い遣ってそういうことをやるんだろうな、と個人的には感じた

そうしてみんなが笑って「元に戻った」ときのトットちゃんからは、安心と元気、とびきり嬉しそうにしている気持ちが伝わってくるし
トットちゃんがチンドン屋さんを好きなのもそういった心の特性の背景があるのかなと何となく感じた

あと、こういう特性が相手を蔑ろにする(それは結果的にトットちゃんも傷付ける)形で発露しないのは、本人の素質だけでなく周りの大人(特に両親かな)の丁寧な教育によるところも大きそう、とも思った

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