紙の砦の続編、『すきっ腹のブルース』(1975年発表)も無料公開されてるんでシェア。これも強くフィクションが打ち出されてる。
https://tezukaosamu.net/jp/war/img/tzka0114.pdf
死体がグズグズと腐っていく横で食べ物を求める戦後が描かれてる。
1975年発表だけあって、食べ物の単位の例えに「カップヌードルカップ1杯半」を持ってくるのは風俗史としても良いっすね(カップヌードルは1971年発売)
すきっ腹のブルースは戦後しばらくした、70年代読者に向けたものだとよく分かります。
(ひとつ前にシェアした『紙の砦』もそうなんだけど、「特別編集」とあって重要な主張は削除されてるかもしれない・・・などは含みおいて読む必要がある)