具体的な実例の紹介も多く、国・社会全体としての取り組みの全体図も伝わってきて大変良書だった。
可能ならもう少し、スマートシティならではの課題や問題への取り組み事例も知りたかった。
実際に掲載されてたトランサビリディの例も良かったから余計に。
続刊が出てくれるといいな!
そして、国としてデジタル社会を促進する際のキーポイントについては大変考えさせられる。
システムの透明性と説明責任、運営機関への信頼と個人のデジタルへの適切な知識。
これを軸にビッグデータを国の財産として官民で活用。
強かに力強く成長してく国としてのビジョンが明確。
でもこれをやりきれるのは結局押し付けじゃなく、ルールとかアイディアとか民主的なボトムアップを土台としてるんだよなぁ。
自国を振り返り、大変残念な気持ちを禁じ得ない。
何十年もデジタル化が遅れてる事だけでなく、その土台も軸もどれも期待できない事に。
主体性を重視した教育制度も、初等科からのデジタルや起業教育も羨ましいし、しかも無償ー!
学校以外で学べる場も多く、それもまた基本無償ー!
環境によってどんだけ能力に差が開くんだろ・・・