フォロー

『ワトソン力(りょく)』読終 

※図書館本

【ワトソン力(りょく)】を持つ捜査一課の和戸宗志(わとそうし)
彼が何らかの謎に遭遇すると無意識のうちにワトソン力を発揮し一定距離の範囲内に居る人物の推理力を飛躍的に向上させ解決に導く・・・(自身の推理力は上がらず
という連作集

連載時はそれぞれの事件話のみだったが単行本化の際にインタールードが書き下ろされまたひとつの事件になっているのがおもしろい(エピローグのラストはちょっと安直だけどw
過去事件録だけだとあっさりし過ぎで物足りないからこの書き下ろし部分は必須

主人公の和戸くんが推理するわけではないのでめっちゃ冷静かつ飄々としていて各話で殺人が起きても微妙に緊張感少ないのが変におもしろい(書き下ろし部分では何故か自身の推理力が向上してがんばってる
その分影響された周りの人物たちが推理合戦を始めるときに「如何に(各話で大抵現場に居る)真犯人はその指摘を逃れるか」という点を意識して読むとさらに面白くなると思う

自分もワトソン力欲しい
名探偵の優秀なバディになるんだ(無理

ログインして会話に参加
Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。