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第2章 自然状態〈見えざる手説明〉 

・個人の意図によらずして社会制度が出来上がるという「見えざる手説明」は、説明すべき対象をその対象の言葉で語っていないという点で根源的な説明であり、説得力が高い。
・逆に、一見関連のなさそうな様々な事象が特定の個人・集団の意図によって生み出されている、という説明を「隠された手説明」と呼ぶことにすると、結論先取り論法であり説得力が低い(要するに陰謀論である)。
・見えざる手説明で事象を説明したとして、それが安定的であることの理由は濾過過程(現実にあるパターン以外が排除されるから)と均衡過程(現実のパターンを取るように相互に作用し合う)の2つがある。
・ところで、方法論的個人主義は濾過過程と相容れないので、濾過過程の存在を主張するのであれば方法論的個人主義は誤っている。 ←唐突すぎて謎……

方法論的個人主義に基づけば、個人の選択によらずして何らかの行動を取ることができない、という仮定を設定してはいけない。だから、濾過過程と方法論的個人主義は相容れない。
……ということなのかな?

そもそも濾過過程なるものが人間の行動の説明として適切なのか、というところに大いに疑問をもっている。

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