【夢】
宮本武蔵の果たし合い直前の稽古相手を務める夢を見た。
大名同士の口論から発して、それぞれお抱えの剣士たちが真剣勝負をすることに。
武蔵の相手は売出し中の若き剣客。
「さすがの武蔵も今回ばかりは危ういのではないか」という評判がたつ。
心配した上役に命じられて、木刀での稽古相手を務める私。
宮本武蔵と私が他に誰もいない道場で向かい合う。
二天一流。
疾くて重い斬撃。
人間離れした勁さだ。
一瞬の「空き」と見えたがそれは誘いだった。
小太刀で体側を強く打たれた。
真剣なら即死である。