たいていの人はE6とE4の区別がつかない。
《嫉妬》という象徴的な言葉の表面的な類似性に基づいてsp6が自分自身の生きづらさをso4やsx4と関連付けて思い悩んでしまったり、真面目で正義感の強いso6がsp1にタイプミスされることが表面的な理解によって起こる。反応型とされるE4がハートセンターの3類型の中で最も対人活性が低いとされており、同じ遊離タイプであるE5の隣に配置されている理由を考えたことがないのだろう。
E4の根底にあるのは、無形で無差別的な憎悪の衝動と自己中心性であり、一言でいうとろくでもない人間性である。このような信念はマックス・シュティルナーの著作に表れている。単発の動機を具体的に挙げることができるsp6的な「僻み」と一緒くたにはできない。
仮に愛着理論とこじつけるなら、E6の構造は安定型と不安型の愛着関係に、E4の構造はD型の愛着関係に近い。E4ではそもそもの信頼という視点が欠如している。
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