犯罪を繰り返していたが実際は治療が必要だった、というと、あるスポーツ(たしか陸上系だったと想う)の選手のことを思い出す。以下うろ覚えの話。
過酷な減量へのストレスから摂食障害になった結果、その人は食べる量(なお食べたら吐き食べたら吐きを繰り返していた)を確保したくてもお金がないので食料品の万引きを繰り返し何回か逮捕されていた。累犯ではあるんだけど、その人が最終的に裁判所から下されたのが「執行猶予とする。なぜならこれ以上の刑罰よりも摂食障害の治療が必要だから」というもの。今は治療の甲斐あってうまく社会生活を営めてる、というのをニュースかなんかで見た。
摂食障害による窃盗の累犯(競技者として課せられた減量によるストレス)とヘイトスピーチに魅せられた人(本人の置かれた状況にもよるが自業自得という部分は出てしまう)とでは扱いは違うだろうしヘイトスピーチなら摂食障害による窃盗の累犯よりかは(もし罪に問われた場合、社会的には)厳しい感じにはなるかもしんないけど、治療もしくは回復が必要かもしれないというのは同じかなぁとは思う。まあ治療が必要イコール免罪とはいかないだろうけども。