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日本の研究力強化に向け、政府はこの夏、全国の大学教員らを対象にアンケートを進めている。研究環境改善のため、研究以外の雑務が日々どの程度負担になっているかを問う内容だ。ところが、アンケートのあまりの分量の多さに「逆に負担が増えた」と研究者側から悲鳴が上がる事態に。「本末転倒」の元凶は?
(略)
質問票は、エクセルシート14枚に及ぶ。アンケートの概要や回答方法などを記した表紙を除く13枚に130を超える質問項目が並ぶ。
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あ……
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関東地方のある国立大教授は「こういうアンケートを作る時点で、問題の本質が分かっていない」と手厳しい。
国立大が法人化された2004年度以降、国から大学への運営費交付金は削減が続き、大学の自主的判断で研究者に配分できる「基盤的経費」は減った。反対に、研究者自身が審査を勝ち抜いて研究資金を獲得する「競争的資金」の割合が増えている。この教授は「いくつもの競争的資金に応募しなければ研究が成り立たない状況に追い込まれている。それが問題の本質だ」と訴える。
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あ……どこかで見たような話だ。
https://mainichi.jp/articles/20230812/k00/00m/040/013000c
問題は、政府が研究機関や大学にカネをださないこと。逆にカネを出せば、多くの問題は解決すると思う。科研費の使いみちについても限定し過ぎなうえに、書かなきゃいけない書類が多すぎて使いにくくなってるし、額面も不十分で必要な機材すら揃えられないところもある。
そもそも行政の、科学に対しての理解が低すぎる問題がある。成果主義も結構だけど、適切な研究デザインさえ出来ていれば、失敗にも意味があるのに、成功しか評価されないので、チャレンジングな研究をしなくなってる。
QT: https://mastodon.tokyo/@h12o/110908394659093924 [参照]