私は「専業主婦」ではないのだけれど、「専業主婦はフェミニズムの敵」みたいな言説が出る度に「はいはい、『ケアの倫理』履修してね」と思っている。

「理解のある彼君」とかも、「はいはい『障害学』履修してね」と思っている。

履修する余裕がない人はいるだろう。
けれど、自分の盾のためにそう内心で毒づくほかないのだ。

どこから入って良いかわからない人は、去年とても読みやすく、かつ良い本が二冊出たのでお薦めしている。

清水晶子(著/文)『フェミニズムってなんですか?』 (文藝春秋、2022) hanmoto.com/bd/isbn/9784166613

飯野由里子(著/文)星加良司(著/文)西倉実季(著/文)『「社会」を扱う新たな「障害の社会モデル」の使い方』(生活書院、2022)
hanmoto.com/bd/isbn/9784865001

「ケアの倫理」は前書からトロントを経由して岡野八代を読むと理解が進む。
Bon voyage!

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余裕感が大学学部生くらいなら、こちらもお薦め。
岡野八代(著/文)『フェミニズムの政治学 ケアの倫理をグローバル社会へ』(みすず書房、2012)

個人的にはこの本を読んで憑き物が取れた感覚を得た。また日々埃のように憑き物が積もるが、たまに読み直している。

hanmoto.com/bd/isbn/9784622076

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