反トランス差別ZINE われらはすでに共にある | 本屋lighthouse powered by BASEいま、巨大な嵐がトランス当事者を襲っている――トランス差別という嵐である。ジェンダーアイデンティティ概念を疑う言説、当事者がみな性加害者であるかのように語る言説、ミスジェンダリング言説が大手を振ってまかり通る現在に、われらは抵抗せねばならない。トランス差別を成立させている構造とは何なのか、いま何が起きているのか、トランス差別の背景に潜むものは何なのか。それらをまっすぐに暴き批判する姿勢を、今こそ示す必要がある。そのような問題意識により、今回の反トランス差別ZINE企画は発足した。内容はトランス差別に抵抗するための言説、当事者の証言、映画・ブックガイドなど多岐にわたる。手に取った人がトランスのリアルに触れ、現在進行形の加害を食い止めるための実践になりうる冊子の刊行を、われらはここに宣言する。目次はじめにエッセイ三木那由他「くだらない話がしたい」ただの沼「べつの言葉で」青本柚紀「クィアな自認の時間性――あなたにそれが届くまで」山中千瀬「言葉がほしい」さとう渓「トランスジェンダーは難しくない」水上文「シスジェンダーとは何か」かがみ「「キラキラしたトランスジェンダリズム」ってなんですか?」福永玄弥「わたし(たち)は忘れない」高島鈴「その声には応答しない」近藤銀河「シスターズへ」堀田季何「メモ・ノワール」榎本櫻湖「声について」山内尚「熊で鹿で兎でそして」呉樹直己「セックストイと自炊飯」清水晶子「背を向けて、彼方を見つめて、向き合って」岩川ありさ「雑踏の中でも見つけられる」トランスジェンダー映画ガイド児玉美月「世界のトランスジェンダー映画五選」共にあるためのブックガイド水上文「私たちの問題――「トランスジェンダー問題」を捉え直す」中村香住「トランスジェンダーとフェミニズムの共闘点」近藤銀河「ハンマーの共鳴音を探る」青本柚紀「割り当てられた性を出てゆく経験としてのトランス」表紙イラスト 山内尚デザイン 宮越里子Kindle→https://amzn.to/3DAKZOG
lighthouse24.thebase.in