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沖縄の詩人・山之口貘さんが1920年代に書いた詩「会話」。
そこに込められているのは、”日本語は通じるか”“酋長だの土人だの”という、当時の日本にあった沖縄への偏見や無知に、傷つき屈折した沖縄人・貘さんの心情です。
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この詩から100年経った今、沖縄にステレオタイプな”未開の南島”イメージのテーマパークを建てるという日本企業の計画があるそう。
そこには沖縄の豊かな自然・歴史・文化への理解も敬意もなく、あるのは100年前と変わらぬエキゾチズム、そして植民地の統治者のごとき横暴ささえ感じます。
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“開発”の名の下に、沖縄の自然と文化を破壊してきた過去。
“癒しの島”だけを享受し、米軍基地の被害からは目を逸らしている私達の現状。
これらに対する反省も自戒も無く、偏見・無知を改めずに、日本の企業が沖縄の土地や人を利用するとしたら…。
その姿はただただ醜く、恥ずかしい限りです。
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