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あえてリンクをせずに書いておくが、地震自体の名称は「（大正）関東地震」。
地震をきっかけに起こった災害、外国人（間違われた人を含む）や共産主義者への虐殺が発生した『事件』を「関東大震災」と区別する。
兵庫県南部地震と阪神淡路の大震災……。
この時、大震災とは「文明（都市）を襲った大地震」と再定義されているのだけど、関東大震災の本来の意味を考えると、この定義は私は好きじゃない。
余談だが、阪神淡路の大震災を経験した人は、失われた故郷を思い出すので『故郷（ふるさと）』の歌は聞きたくないと言う。
一方、東日本大震災を経験した人は、失われた故郷や帰れなくなった故郷を慈しみ『故郷（ふるさと）』の歌を歌ってくれと言う。
全員がそうとは限らないだろうが、いろいろ興味深い。
同様に考えるならば、地震単体の名称は「東北地方太平洋沖地震」で、「東日本大震災」には地震に始まる災害や事件を含めた意味とすべきであろう。
今のところ一般的には東日本大震災と福島第一原発事故は分けて語られているが、これには私は同意したがたい。しかし、いずれ後年には原発事故も震災の一部として語られるようになるだろうと予想している。