近未来で、異性愛者以外も珍しくなさそうな舞台設定の中で出てくる「性愛の意味で好きにならないで」って台詞、性愛以外の愛の存在を知っていなければ出てこないのでは?(だとすればらいとは何に懊悩しているのか?)と思ってたのだけど、
>『在校生徒の人数が1万人という超超マンモス高校』が存在するくらいなので、“画期的な少子化対策”としてロマンティック・ラブ・イデオロギー&恋愛伴侶規範の強烈なプロパガンダが為されたディストピア世界なのかもしれない。
という推察はかなり納得感がある(記事中では「冗談」と添えてあるが)
まぁあとまだ若いしな……(エイトリはメインキャラに二十代以下しかいないしらいとも25歳)と思っていたらそこらへんも言及があった
>加齢や前科のような“瑕疵”がなければ恋愛・結婚・生殖の圧に晒され続ける世の中であるという証左でもある。
企画段階はもっと遡るだろうから意図はないんだろうが、今この時代に「観光(旅)」がテーマで、「観光」を肯定した上で「オーバーツーリズム」という言葉も作中で出てくるあたりディストピア感は受け取ってしまう