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 3月3日(金)にミッシェル・ヨー主演の『Everything Everywhere All at Once』を見てきた(以下意図せずネタバレしているところがあるかもしれません)。アメリカで家族でコインランドリーを経営している中年女性エブリン(香港から移住)が悩ましい確定申告の時期に「マルチバース(並行宇宙)の危機を救え」と謎の男(夫ウェイモンドそっくり)に頼まれる話(よくわかりませんね、違っているかもw)。
 序盤は「え?これ本当にアカデミー賞最多ノミネート?」と思うくらいB級感あふれていて、ちょっとたじろぐ。広東語、普通話、英語などの言語がAll at Onceな感じで入り乱れているのは楽しいが、マルチバースがよくわからないw 藤子不二雄先生の漫画で「パラレルワールド同窓会」というのがあったな…などと思ったがw
 さまざまなマルチバースにいるエブリンのイメージがめまぐるしく交錯して(それも確定申告中などに)、呆然とするが、やがてエブリンの人生の選択や家族との関係(葛藤)などがじわじわと。ストーリーの展開ではなく、交錯するイメージによって感情が思いがけず動かされた。
 なのでもう一度見に行きたくなっている。

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