藤子・F・不二雄SF短編ドラマ シーズン2 感想(ネタバレあり⚡️)「鉄人をひろったよ」「アン子 大いに怒る」
「鉄人をひろったよ」
初老の男性と、ひょんなことから彼に「ひろわれた」鉄人の交流と別れの物語
機械でありながら犬みたいに男性の命令にけなげに従う鉄人がかわいらしい
つかの間の空の旅ののち、男性は鉄人のためと鉄人を人間世界から立ち去らせる
男性の寂しそうな表情がアップで映し出され、鉄人への愛着が感じられてしんみりしてしまった
作中で暗に兵器だとほのめかされた鉄人が一般人である男性の手で封印されるのも印象的
「アン子 大いに怒る」
しっかり者に振る舞う明るい中学生アン子が、内に秘める超能力を発揮し、図らずも詐欺師を成敗する物語
15分という短い時間枠の中で目まぐるしく展開される物語を、よくここまでコンパクトにまとめられたものだと驚くばかり
ニセ紅茶に思いっきり騙されているお父さんが紅茶の世界にトリップする演出もよい(笑)
物語序盤の怪奇現象の表れ方から予想はついていたけど、とばっちりすぎるオチには笑ってしまった