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「なぜ日本はこれほどまでに希望を持てない国になったのか」という若者の問いへの河野太郎の答えはめまいがするくらい傲慢で、まったく状況を理解できてない。
日本という社会への絶望のなかでなんとか生きるために海外に視野を広げた若者に「ゆくゆくは日本に帰ってきて海外で学んだことを発揮してほしい」なんて、個人の努力に対する“タダ乗り”とか“簒奪”でしょ。甘ったれるのもいい加減にしてほしい。
ここでは質問が抗議の役割も果たしているのに、なぜか河野太郎は自分が説教をする側かのような物言いなのもひどい。政治家として市民の生活に責任があることすら理解してないのでは。絶望する市民に対する加害者の立場なのに、「自分のところに帰ってきて貢献しろ」なんてよく言える。
自民党政治の、市民の人生のあらゆる選択を自分たちの利益として搾取してもよいのだとする感覚は気色悪くさえある。政治というより寄生といったほうが正しい。