私は緑内障を患っているが，気休めにサングラスをかけている。「気休め」というのは，サングラスで緑内障の進行抑制の信用できるエヴィデンスはないらしいからである。有名人だとボノがやっぱり緑内障でサングラスかけてたね。

まぁもともと私は強い陽光に弱いので，気休めでも迷信でもいいんだが，聞き捨てならぬのは「サングラスのUVカット5年寿命説」というやつである。「サングラス 寿命」で検索すると沢山出てくる。これはタチ悪い嘘だろうと思う。

カメラのUVフィルタでも寿命があると言う話は聞かない。またサングラスのUVカット効果は素材起因だから，劣化するとも思えない。測ってみた人がいる。[サングラスレンズは古くなるとUV（紫外線）カット効果が無くなる？｜eaudevie-news https://eaudevie04.exblog.jp/30063513/ ] 50年経っても劣化はなかったそうである。

ではなぜこのような嘘・デマ・都市伝説が広まってるのだろうか。サングラスを頻繁に買い替えさせたい眼鏡屋の陰謀だろうか。いやそういうインチキしてまでサングラスを売り捌きたいとも思えぬ。不可解である。

「インチキでサングラスを売り捌きたい」というと，昔のTwitterで，レイバンスパムというのが有名だったが，あいつらにそんな陰謀の知恵があるとも思えんしな。

まともそうなところを検索してみると，［ 日本医用光学機器工業会 https://www.jmoia.jp/glasses/meganeportal/pdf/uvcut.pdf “一部報道において、サングラスのレンズの紫外線 (UV)カット機能は／3 年〜5 年程度で劣化するとの報道／しかしながら一般的な視力補正用眼鏡レンズでは、⻑くご使用いただいても、紫外線(UV) カット機能の著しい低下、もしくはなくなるようなことはありません” ］ とある。

@awajiya しかし、樹脂屋とかコート屋をバカにしているとしか思えません。そんな材料を世に供給したら大変なことになりますよ。会社がアブナイ。