腐敗が進み、構造が露わになる。
その構造は、生態から想像してきたものとさして変わらない。

ただひどい悪臭にめまいや吐き気を覚える。

それらが食らってきたものを思うと涙を浮かべることすら冒涜に感じる。

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それはもう、実際には息をしていない。

腐敗の進行によって、それは蠢き生きているかのように見えるが、それ自体が呼吸をしているわけではない。

今度はそこに産み付けられたものたちが、そこで生まれたものたちが、それを食らい、解体して土に返す。

そのあとに生えるものの健やかさを祈るように。

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