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下の子と海に行ってきた。日差しは強くても空気は乾いてきて涼しかった。今シーズン最後になるかもな。

1人で来てスケッチをしたり泳いだりしてる方、ワインを注ぎ合い、ずっと浜辺でゆったり語らってる方々がいたのが素敵で印象に残った。海はどんな街、どんな店に行くより、人々を眺めているのが面白い場所だと思う。

満月から何日も経ってなくて、たぶんまだ大潮だった。夕方、満潮に居合わせた。砂浜の傾斜を確実に登って迫ってくる波が、怖くて圧倒される。でも自分が喜んでいるのを感じた。満々として、海が陸地へ今にも溢れ出しそうだ。海が気前良くおおらかに贈り物してくれてるようだった(昔、アルバイトで日本酒を注いでたときの記憶と連動)。

空は、夏が去って秋が来るところを描いた絵巻物みたいでね。雲がね、積乱雲もあれば、すじ雲やうろこ雲の切れ端みたいなのも出ていて、本当に夏と秋が混ざっていたんだよ。夕暮れ、それはきれいだった。

暗くなってから、若い子たちが終わる夏を否認したいのか、あちらでもこちらでも不安を隠すような大騒ぎをしていた。しかし、それもまたいとおかしだったな。花火に吸い寄せられて子どもが暗い砂浜に降りる。冷えて冷たくなった大量の砂が気持ち良い。砂漠では昼夜の気温差が大きいと読んだのを思い出しながら、子どもを追う。

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