膝枕みとさざ(今書いてる話の一部を見て見てしに来た) 

「それはそうと、顔色がまだ戻ってないですよ? つらくありませんか?」
「…ならば、もう暫し休む。他に枕にできそうなものは――」
「あ。ええと……すみません、まだ乾いてないです」
 アリゲーターとの戦闘で一帯が水浸しになり、荷も彼女自身も水をかぶったらしい。ミトスが示す方向には、焚き火に照らされたコートやグローブが見えた。
「なので、嫌でなければこのまま膝を使ってください」
「……そなたは嫌ではないのか」
「全然。弱ってる人を固く湿った地面に寝かせたくないですし」
「…………。」
 彼女は誰にでもこのようなことをするのだろうか。
 ……するのだろうな。何しろ彼女は心優しき“選ばれし者”なのだから。
「ではこのまま膝を借りよう。異変があれば起こせ」
「はい。おやすみなさい、サザントスさん」

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こいつは寄稿するお話の前日譚、今月中に仕上げる。んで、寄稿するお話を来月中に完成させる。追い込み漁にご協力ください(???)

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