黄金感想(終盤世界)
変な言い方だけど、異世界の設定が想像していたよりも「救いがある」世界だったな。もっと歪な部分が出てくるかと思ったけど、価値観がかなりまともだった。リビングメモリーですら、住人たちは自分の存在を有限だと思ってて、だからとにかく衝突が無い。スフェーンすら演算中で無言。外側からの反対が何も無いから、存分に個人都合に葛藤できたとも言えて、だから綺麗なお話、綺麗な世界のままだった。個人の好みはともかく、それはスフェーンが必死に均衡を保とうとしてきた結果だったのかなと思う。彼女がずっとこの危うすぎる世界のバランスを守ってきたんだろうなと。だからこそ、本当は光戦には眉をさげて「優しい願いばかりを抱えすぎたんだよ」って言って欲しかったけどね。(まさか不機嫌顔で言うと思わず……)
(趣味の話をすると、スフェーン消滅後、ソリューションナインのみんなの記憶から綺麗さっぱりスフェーンの記憶が消えて、みんな「?」ってしてる方がどうしようもなくて好きかな)
黄金感想……感想?(ラハ)
小説にしたかったけどうまく纏められないから先に書いちゃう。(めちゃ自分の小説の話からめてて申し訳ない、隙自語120%注意)
ゴンドラでの問い、いろんな場面を想像すると涙が出たけれど、最終的な答えはラハと同じなんだよね。
私は以前ウルティマトゥーレのゼノス戦後、夢か現か分からない場所でひろしが水晶公と邂逅するひろ公を書いたのだけど……。気絶して目を閉じていたひろしは、そこで公の声が聴けたこと、存在を感じられたことに心の底から喜んで「目を開けたり、手を伸ばしたりしない(我慢する)からまだ一緒にいたい」と願っていた。夢でも構わないからと思うほどには焦がれていたし、本当に恋しかったのよね。でも公と話をして、結局最後は「(今生きている)ラハに会いたい、寂しいよ」と公に向かって言う訳だ。
現実でしか時を刻めないから、目の前に愛しい人がいてもそれは常に過去であるのよね。リビングメモリーは「最も幸福だった時間」を写すから、目に映る人の姿もまた常に過去。未来を生きて幸せそうに笑う人の顔は一生見れないと悟ったとき、弊ひろしはきっと謝ってしまうと思うんだよなぁ。
でもね、いま言った全てが綺麗事で、実際にラハが先に記憶だけの存在になってしまったら、リビングメモリーに入り浸ってしまうと思う。→
黄金感想……感想?(ラハ)
かつて旅の中でウリやラハが「生きたいと思うから生きる」「本当は、生きるに足る理由を提示しようと躍起になる必要はない」と言ったけれど、黄金郷はまさにその逆を行くのだと思う。穏やかなのに張り詰めた苦しさがずっとあって、それを白々しく科学技術を駆使した街並みが紛らわしているようだった。暁光を見て心底ほっとしたとき、その息苦しさを思ったよ。
黄金感想(ラハのかわいいところ)
ラハくん、各パッチで抑えきれない光戦しゅき♡ムーブをかましてしまいあとからひとりで羞恥にゴロゴロする夜を何度も過ごしてると思うんだけど、今回は爆弾列車作るぞ~ってときのあれが最高だったよね。ウクラマトと光が2人で話してたらさ、遠く(結構ちゃんと遠い)から急に話に割り込んできてめちゃ手振ってるの。愛しさが爆発するかと思った。かわいすぎ。あとそこそこ耳が良いことが分かった。えっちすぎ。はなまる。