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『芽むしり仔撃ち』読み終わる。
全編にわたって死の影が濃いのに(濃いから?)性/生の臭いが強いことに面食らう。
卑近な物事に引きつける物の見方は細やかなミクロな視点の様でいて、マクロな(そして巨視的な)視点であり、(当たり前だけど)「見える範囲内より外」を考慮しない雑で冷淡な視線を産む。

そういえば金関丈夫が日本にはあまり匂い/臭いの文学が無いと書いていた気がするけど(確かわきくさ物語)これはかなり匂う文学なのかも。

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