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帰り道、いつものように車を運転していたら、不意に前方の光景の中で交差する二人の歩行者だけが妙に存在感を増して見えてきた。ああ、この人たち一人ひとりに歩んできた人生があるんだな…唐突にそんなことを思った刹那、視野に入る人人人全員のそれぞれ存在がずどーんと重くなって、その存在すら忘れがちな空気が水飴のように粘り付いた___ような気がした。「うわー重い!たまらんわ!」心無しかアクセルペダルも重く感じる。「おおお」と無意味に唸りながら停車中の車や建物、電灯、こいつら一つ一つに何人が関わってるんやろ…更に重くのしかかる無色透明な水飴の如き圧迫に思わず悲鳴を悲鳴を上げた「うわあもうダメ動けない」気が付けば、交差点で停止中の車の後方に停車。

多分、無意識に前は見ていただろうけど、脇見して周りを見渡していた記憶しかない。事故らんで済んでよかった(マジ)。

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