楡家のひとびと 感想書き散らかし その2
第三部はほぼ戦争小説でした。
二部の最後の方から三部では城木の目線での戦争。
城木は楡家の一員ではないのに何故?と思ったら、藍子様にとっての戦争でもありました。
また、徴兵された楡家の人びと、残された楡家の人びとのそれぞれの戦争。
敷いては、読む私たちが自然と考えてしまう戦争でもありました。
戦争というものに押しつぶされてしまう人もいる中で、変わらず毅然としている龍子様は良し悪しは別として立派です。
戦争が始まってからは読むのがキツクなりましたが、それでも夢中になってしまう本でした。
前に読んだ時と自分の感じ方がだいぶ変わってきたので、また読むと思います。
parapara