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北海道新幹線開業に伴う並行在来線の函館本線函館〜長万部〜小樽のJR経営分離問題についてまとまっている記事。

補足すると函館長万部間は本州と北海道を結ぶ唯一の貨物線でここが廃線になると飛行機か船舶で輸送するしかなくなる。

長万部小樽間は記事中にあるとおり原発事故時の避難に必要であるほか、2000年の有珠山噴火時には被災した室蘭本線の迂回路として札幌函館間の輸送を確保した。

国土強靭化(きらいな言葉だけど)は新幹線整備だけではないという事例。

地元自治体も新幹線駅ができる町と通過する町で足並みが揃わず、道知事の鈴木氏は夕張市長時代に積極的に鉄道路線を廃止した実績がある。赤字額を過大に見積り沿線自治体で負担できないし道も助けないという態度。JRは並行在来線だから経営分離は当然という感じでそもそも交渉に応じない。鉄道廃止後に転換されるバスは運転手も車も足りないし、輸送密度2000人を超える小樽余市間はバスでは運びきれない。

本来国が積極的に関与する事案なのに、新幹線で移動できる大きい街に住む経済的余裕のある人利便のために地元の交通手段が奪われるのは「交通権」が確立されてないから

toyokeizai.net/articles/-/8351

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