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『スクールバック』第8話 嫌いな人

伏見さんは、どこかの高校の用務員さん。程よく、適度な距離で、ちょっと話せる人。
大人という存在に無意識に傷つけられるこどもが、我慢していたことを少し話せる人。
10代のこどもに視点を強く置いたヒューマンドラマ。

今回は。。痛いなあ。。
笑顔の人が信じられない子。笑顔の大人は本当に怒ってくれない、だってお母さんは「私のことを思って怒ってくれる」・・・

母親から依存され、グルーミングされる子のある日のこと。

スクールバックでは、傷ついたこどもたちへの答えは出ません。伏見さんは「適度な距離を取る人」で、解決まで踏み込む物語ではないからです。

私は、こどもの痛みを知るための漫画だと思ってるし、この漫画を読んで痛みに配慮したり、あるいは「過去のこどもだった自分」の痛みに気づくための漫画だと思ってます。

こうやって物語にされて客観視することで、「あれっ?昔私がされてたことって??」「私がやっていたことって?」って気づくことあるんですよ。

少し気をつけながら読んでみると、そういう心情に気づくことがあるかもしれません。

物語は爽やかです。伏見さんは深入りをしない人だから。そんな語り部は、私はアリだと思ってます。

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もちろん、今こどもをやってる人にも良いと思います。

「そんな程度のことで」を物語の中で掬い上げてもらっているのをみるのは、「あ、私これ言っていいんだ」ってなったりすると思うので。

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