こどもの頃、家にマザーグースのうたのレコードがあった。歌っていたのはキャロライン洋子さんだったと記憶している。訳詞は谷川俊太郎さんのものによるもので、歌と歌の間に谷川さんの読があった。ぼくが詩というものをはじめて意識した瞬間だった。その体験があったから、今でも谷川さんと言えばマザーダースを思い出す。訃報に触れて再び読んでみたいと思った。
ぼくにとってのマザーグースといえばOld King Cole、それとRide a cock-horce to Banbury Cross,たしかこの二曲は収録されていたと思う。
#散文