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次回の配信に備えて『アイルランド来寇の書』(Macalister訳)を読んでいます。これが笑えるほど無味乾燥で、しかも出てくる名前の一つひとつが表記や発音すら現代アイルランド語と異なるもので(もちろん人物は特定不能)、途方に暮れていました。

『来寇の書』英訳本文: sejh.pagesperso-orange.fr/kelt

そこで『来寇の書』の研究文献にあたってみたところ、量が限られているとはいえ、一気に見通しが良くなりました。

文献1: jstor.org/stable/25509232
文献2: jstor.org/stable/41412226

中世の王族系譜史のような、一見すると単純な形式で書かれた文書ほど、豊富な言語的・系譜学的知識に裏付けられた専門的な読解が必要になることを改めて実感しました。

唯一惜しいのは、ジョン・ケーリーの書いた論文や冊子へ一つもアクセスできなかった点ですが、コーク県にあるそうなので、次に訪れた際に見てみようと思います。

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