原作の冒頭と中盤と終幕のエピソードを取ってきてて、休憩なしの2時間強はやや駆け足に感じたけど忠実にやろうという意気込みが良かった。青い鳥と終幕の間にもう1つぐらい縦糸エピソード拾って休憩が入ったらより没入できたかも。「休憩が入ったら良かった」と思うことあんまりないから新鮮な気持ち。原作でも芝居をやらない幕間って何回かあるし。

何と言っても七海ひろき様がいんこを演るということに惹かれて観る気になったんだけど、あまりに格好よろしくスマートであらせられたので「いんこってこんなだっけ？」と思うまでありました。後で原作再読したらいんこは思ったよりマヌケなとこ、失敗するとこが描かれてて非常に人間くさく、それが手塚作品の妙でもあると思いますがミュージカルではそれらの代わりに感情的になる場面が強調されていた。万里子役の有沙瞳さんとってもチャーミングだった。
原作と同様だけど、この幕の引き方は本当に大好きなやつなのでいい気分になった🥴

しかし各所で話題にあがりますが舞台のチケット本当に高価すぎて全然気軽に観れない。七色いんこミュもM!が取れてたら行かなかった。
#感想