コンプレックス?と懺悔 深夜だからね。
大川はですね、誕生日が正月三が日でして、家族以外からまともに祝われたことがないんですよね。家族はそんなパーティとかするタイプでもなくて、ちょっといい外食とフルーツタルトと好きなゲームを買ってもらう日でした。三が日なんで絶対家族が揃ってるんですよね。大川家は円満家庭だったので毎年良い誕生日です。今年も多分おいしいフルーツタルトが並んでくれると思う。でもまあ、両親の実家で年末年始のご馳走に飽きて外食なかったり、誕生日当日が帰省から帰る日で半日が電車の中で揺られるってこともありましたが、それは、まあ、うん。
コンプレックス?と懺悔 深夜だからね。
誕生日のこと考えて憂鬱になるのが、家族ではない誰かの誕生日祝い。年賀状で一言「お誕生日おめでとう」しか書かれてない小学生がね、クラスのみんなからわいきゃい誕生日を祝われてる人を見続けたらね、歪みましたね。素直に「自分はこの日が誕生日なの!祝って!」って言えたら良かったんですけどね。勝手に比べて勝手に不貞腐れました。そして次第に自分の誕生日を他の人に言わなくなりました。大川の誕生日を知らないんだから、祝いの言葉が来ないのは当然って自分に言い聞かせてました。愚か。