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実録企画モノ(卯月妙子) 【感想2】 

90年代の鬼畜系ジャンルで商業的な成功を目指して描かれた本書。現代の倫理観で判断してはいけない本だと思う。

とはいえ個人的に、鬼畜系は大の苦手。卯月妙子さんに関する正しい情報が出てきてる今だからこそ読める本です……(・_・;)。

このインタビューによると自殺した1人目の夫を卯月妙子さんは非常に尊敬していた。

元夫はIQ140超えのアートコーディネーター(今で言うキューレーター?)。実行数年前から自殺は予告していたとのこと。

bunshun.jp/articles/-/53487?de
↑自殺後、彼の戒名と般若心経を背中一面に入れ墨した著者の写真がすごい。

そういう背景を知って、おこがましいのですが、この本を出版した卯月妙子さんの意図が初めて理解できたような気がした。

「供養の意味合いが強かったのかなぁ?」
とか。

セックスワークや過激なAV女優だった過去、病気のことを「凄絶」と評されることの多い著者だけど、個人的にはそれらに関してはあまりそうは思ってなかった…

病気だから【こそ】性産業で働くしかない国なんですもん、日本って。

けど、(続く)

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