わたしの意見では、ガソリン車やハンコ業界と同じように、畜産業は縮小していくのが望ましいと思ってる。
今の工場式畜産は、見合わない低価格を支えるためにアニマルライツが犠牲になっていて、そこでは人間（労働者）の権利も同時に犠牲になりがち。

それに気候変動や食料（特にたんぱく質）不足が間近に迫るなかで、今と同じ生産・消費速度では持続不可能なことは明らかなので……。

政府は、今まで畜産業を支えてきた人たちが、職を変えても不利益を被らないためのサポートをするべき。
会社じゃなく、労働者ひとりひとりのキャリアが支えられていくといいと思う

ビル・ゲイツが「先進国は肉食をやめるべき」と言っていたけど、「先進国」というよりそうできる状況・立場の人は率先して脱動物食に移行すべきということかなと思う。
「先進国」のなかにも体質的・経済的にベジタリアニズム・ヴィーガニズムを実践できない人はいるので。

ただ、パキスタンが国土の1/3を失ったような事実は、やはりあまりに不公平だと言わざるを得ない（世界の温室効果ガス排出量のうち、パキスタンは1%）。

やむを得ず肉を食べるにしても、最低限牛肉は避ける（牛肉は生産過程における温室効果ガス排出がとりわけ高い）とかいろいろできることはあるよね。